天才バカボンのパパなのだ

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BLOCH PRESENTS
鳩と狼 公演
「天才バカボンのパパなのだ」

―おじさん達の、爆発なのだ!

亀井健と横尾寛。
札幌演劇界の第一線を走り続けてきた40代の男ふたりが、今年あらたに演劇ユニット“鳩と狼”を立ち上げました。
第一弾は、二人が敬愛してやまない不条理劇の巨匠・別役実の名作戯曲「天才バカボンのパパなのだ」を上演します。
キャストには演劇好きが思わずニヤリとする実力派俳優陣が揃いました。
おなじみのキャラクター達が繰り広げる傑作ナンセンスの世界を存分にお楽しみください。

【作】
別役実

【演出】
亀井健

【出演】
横尾寛、亀井健、赤坂嘉謙、ナガムツ
中塚有里、大和田舞、高橋雲、大石実和、中川悠斗

【日時】
2019年
5月15日(水)19:30★
5月16日(木)19:30
5月17日(金)14:00|19:30
5月18日(土)14:00|18:30
5月19日(日)14:00 各開演
※開場は開演の30分前です。
※未就学児童の入場はご遠慮下さい。

【上演時間】
70分程度(予定)

【料金】
一般前売 2,500円、当日 3,000円
学生前売 1,000円、当日 1,500円
★の回は初日割引 一般前売2,000円

【チケット取扱い】
[ローソンチケット]https://l-tike.com/(Lコード:11329)
[カルテット・オンライン]https://www.quartet-online.net/ticket/bakabon2019
[電話予約]011-251-0036(演劇専用小劇場BLOCH)

*電話・メールでご予約の際は
<希望日時・券種・枚数・お名前・ご連絡先電話番号>をお知らせ下さい。

【ご予約・お問い合わせ】
電話 011-251-0036(演劇専用小劇場BLOCH)
メール mail@bloch-web.net
Twitter @hatotookami

 

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【上演によせて】

ここ数年で、全くテレビでバラエティやらニュースを見なくなった。
若い頃は、ただ流れ続けていたのが、時々聞こえてきて真剣に観て
しまったりもしていたし、生活の中心にあった気がするが、なんだか
嫌気がさした。みんな孤独で甘えててスポットライトを待ってるみたいで。
演劇の舞台に上がる時、その舞台上でただ生活する様に演じたいと
考えてきた。
自ら脚光浴びるのではなく、なるべく演じるべき心に触ったり感じたり
する瞬間を、人に伝え光を照らしたかった。そうでなくては、観ている
方に世界を伝え何か、何かってなんじゃろ、ここに居てよかったよ、と
感じて貰いたかったのだ、僕は人が恋しすぎて人見知りなのだ。
そんな事がわかってくれそうな人に出会ったのだ、そりゃ同じ舞台に立
つ方が良いよね、しかも変わってる、偉大な作品がいいよね、という
事で、横尾寛さんと「鳩と狼」を結成し、別役実さんの「天才バカボン
のパパなのだ」を創作させて頂きます。
亀井 健

 

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亀井健という人のことはもちろん知っていた。マリアテアトロという劇場
ビルをカレーの匂いで充満させたり、ひとりで『身毒丸』やるような人だ。
一昨年観た『路上~』が良くて、これはもしかしてすごくまともな人なの
ではないか、いつか一緒にやりたいなと思っていた。昨年、劇団コヨーテ
の『優しい乱暴』という傑作を初めて一緒に創った亀井さんは想像してい
た以上にちゃんとしていてまっとうな表現者だった。好きな戯曲とか
ダメな芝居の話とかをたくさんした。『優しい乱暴』という傑作のあと、
世界の戯曲をやりましょうということになった。二人でユニット名を
考えるなどたいへんに気恥ずかしい作業だったが、「鳩と狼」。
お前が鳩で亀井が狼かと言われれば、まあそうですなあと答えるはずだし、
どっちが狼なんですかと問われれば、いやあどうでしょうどっちも
人間ですなどと答えるだろう。いいかげんなもんである。いいかげん
なもんではあるが、取り組むのは別役先生の名作だ。読んでいただければ
わかるがオソロシイ本なのだ。でも今やらなくてはいけない。
幸い、すごく信頼できる出演者一同に恵まれた。ぜひ観ていただきたい。
この作品を知っていただきたい。心からそう願います。
横尾 寛